[和僑]

更新日:
Wed, Nov 3, 1999

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[議論目次]

海外通信販売事業1

商品開発(食品)(98.08.18、藤川)
海外日本食事情(98.08.18、井浦)
海外在住者のニーズ、配送の方向(98.08.18、藤川)
海外在住者のニーズ(98.08.17、井本)
地域の食材の掘り起こし(98.08.07、深村)
地域の食材の掘り起こし(98.08.05、井戸)
日本食の海外販売(98.08.05、藤川)
日本食品の調達(98.08.05、井浦)
海外在住者のニーズ(98.07.31、藤川)
食材のニーズ(98.07.31、藤川)


商品開発(食品)(98.08.18、藤川)

私の現在のフィールドであるアジア在住の大手商社マ ンとの会話で、以下の商品があったら便利というアイデアがあります。

例えばインドネシア・ジャカルタ在住の日本人駐在員が東京本社に定期報告の 為に戻り、再度ジャカルタに戻る際に、成田空港で冷凍された刺身パックがあ ると便利、というのです。午前中に飛行機に乗って、現地時間午後4時に現地 空港到着だから、その日の内に消費できるというのもあるかと思いますが。

さてこの商品を、実際にどう使うかというと、例えば日ごろお世話になっている 方へのお土産や、ホームパーティー、特に商社マンの場合は、在インドネシア 大使館に、日本に戻ってました、と手土産にして持って行きたいとの事です。 ジャカルタには百貨店のそごうもあり、比較的日本食の入手が容易な地域な のですが、やはり日本で加工された食べ頃の食材は少ないのです。

この商品の場合は、大量に注文があるとは余り思えません。ですから豪華一 品主義で一品あたりの単価が高い商品で良いのだと思います。ですから、 事前に予約を受け付けて空港で渡すという手順が必要になります。この様な 商品開発の考え方もあるという参考の為にご報告申し上げます。


海外日本食事情(98.08.18、井浦)

日本食品の調達についてです が、個人により、そのときの状況により千差万別でしょうね。私のところは、日 本に転送サービスがありますので、乾燥ぜんまいなどそこを通じて買っていま す。以下ご参考まで。

ライン随想録、 96年12月14日、 井浦幸雄

海外日本食事情

「海外に住んでいますと、日本食の入手に大変でしょう」と、良く言われる。日 本人の数の少ない、小都市・バーゼルにいるため和食・食材を手 に入れるため実に苦労がおおい。NY,ロンドンのような大都会では、各地に規 模の大きい日本人向けスーパーもあり、日本国内とほとんどか わらない生活ができるらしい。1971―74年の第一次ワシントン生活は、年 が若い事もあり、あまり日本食を食べなかった。1985―88年の、 第二次ワシントン生活では、郊外に台湾人と日本人ご夫婦の経営する寿司・魚シ ョップがあり、ここでヒラメを購入し、三枚へのおろしかたを教 えてもらった。一時帰国時に日本から、刺し身包丁、砥石などを、購入してきて 重宝した。仲間とのもちよりパーテイーの時など、「ヒラメのさし み」を提供し、なかなか好評であった。

1989年以降のバーゼル暮らしでは、日本食が中心となった。外の会食ではフ ランス料理とか、いわゆる洋食であるため、家では和食がほと んどとなった。年を加え体重が増え気味になった事も、和食指向をつよめたよう だ。

和食・食材の調達には4つのルートがあり、それぞれ鮮度・コスト・調達の難易 度をくみあわせて、最善とみられる方法をとるようにしている。

一つは現地ローカル・スーパーにおける調達である。スイス、フランス、ドイツ の国境地帯に住んでいるため、それぞれの国のスーパーで、和食 に適する食材を巧みに見つけるようにしている。太い大根はドイツ、かぶ、鯛・ えびのような魚介はフランス、まぐろ、白菜、ゴボウはスイスのス ーパーで入手できる。現地スーパーはもっともコストが安いが、和食の材料には 十分でない。

二つ目は、バーゼルの東洋系スーパーと日本食スーパーでの調達である。東洋系 はベトナム・中国人の経営するもので、細ねぎ、冷凍えびな ど、割安のものを取り揃えている。日本食品店は当地に一軒しかなく、カリフォ ルニア米、味噌、しょうゆ、なっと、漬物など、中心的なものの調 達である。

三つ目は、年1―2度ほどの、日本一時帰国時に、日持ちするものを東京でもと めて、船便等で、バーゼルまで送るというルート。そうめん、うど ん、のり、梅干しなどが、このグループである。

四つめは、日本や欧州における通信販売。日本では、好物の乾燥ぜんまいのよう な日持ちのするものを新潟県の農協(JA)に発注して東京の 転送サービスまでおくってもらい、これをさらにバーゼルまで再転送してもらっ ている。オランダ、ベルギーの日本人向け通信販売も日本酒、イン スタント・らーめんのようなものを、ファックスで注文できる。

なんとなく、たいへんのようであるが、慣れてしまえばそれほどの負担に感ぜら れなくなるので不思議である。

逆に、ひさしぶりに東京にかえるとごく近所の店になんでもそろっているので、 天国にも昇った気になる。東京(多分日本はどこでも)は、加工度 の高い食材がきわめて豊富である。泥付きゴボウなどはなく、すべて、パックさ れている。魚もすぐにたべられるよう手がくわえられている。多く の人が仕事を持ったりして、調理に時間を取られたくないのかもしれない。これ では、値段が高くて当然と思うことが、しばしばある。

われわれ国外に住む日本人の多くは、20―30年まえの、古き良き日本人の食 生活を踏襲しているのかもしれない。


海外在住者のニーズ、配送の方向(98.08.18、藤川)

この様なご要望と需要は確かにあります。以前ご報告しましたように、料理に凝って いる人だと、昆布出汁とか、新米や新蕎麦がどうしても食べたいとか、漬物が無いと 死んでしまう!という、私もその気持ちが分かるご相談を切々と承っております。

>輸送のコストもかかりますので、HPを作りカタログを作り、注文数がその地域で >ある一定以上になれば人気商品という事でコストダウンした分だけ、価格を還元す >るのはどうでしょう。そうすれば、結構駐在員の奥様達が共同である程度の数量を >まとめ発注するとかの方法が出てくると思います。

現地での取り纏めは、案外隣近所日本人同士仲が良い人たちが一緒に注文する ということは可能な筈です。米国自動車産業の中心地デトロイト周辺にも結構日本 人が駐在しています。新米を纏めて買ってくれという要望があります。

配送コストや送付方法は確かに課題です。けれど、

1.以前ご報告しました成分によっては通関禁止という物品もありますので、やはり 専門の食材業者と組む必要があります。

2.現地からの注文を、公衆インターネットサービス(仮称)にて受け付け、決済方法 も貸し倒れが無い様に手順を固める必要があります。隣近所で買いたいというご要望を纏めてはもらえても、それから先が出来ないので指をくわえている状態の需要家が世界には満ちています。

3.事業が大きくなった場合の資金繰りの課題を事前に研究しておく必要があります。 これは私の直近のご報告にて記載しました。

>それと、化粧品が日本では新製品がどんどんでており、欲しくても現地では手には >いらないもの等がたくさんあります。ライセンスなどの問題もあり、この辺は詰め >て行かなければならない課題ですが、そういうものの需要も沢山あります。私が日 >本に行くといえばいろんな人から、「あれを買ってきてくれますか」とよく頼まれ >物をします。あれが、欲しい、これが欲しいというものをまとめて、買い物代行な >んて言うのもできるかも分かりません。もちろん、数がまとまれば、コンテナで一 >括して船積みするのです。こんなアイデアはどうですか。

現地に在住している方々の日本製品に対する欲求はとても高く、確実な需要があ るのは分かっておりました。しかし課題はその需要が一人一人は小さいので、一地 域に1コンテナの需要に纏めるのには大変な労力がかかるか、或いは見込みで在 庫分も混ぜるなどの手順を取らざるを得ませんでした。しかもこれ迄は決済方法に しても連絡方法、告知方法にしても不効率でした。従って小さな需要は無視せざるを得ない状態でもありました。インターネットとコンピュータの発達によって可能になったのは、これらの事務作業や段取りがとても効率的に処理出来るようになったと共に、世界中に散らばっている小さな需要、即ち個人の小口需要を掬い上げられる可能性が高まったことです。しかし未だに自らコンピュータを駆使して、注文や取り纏めが出来る人はきわめて少なく、これからもそれ程多くは無いと思うのです。ですから、仮に留学生のアルバイトであろうと、インターネットでの注文を代行する公衆インターネットサービスという形で補う必要があるのです。丁度、 郵便局のようにどこにでもある注文窓口の如くイメージして頂ければ宜しいかと思います。そうしないと現在、潜在化している需要が顕在化しないのです。


海外在住者のニーズ(98.08.17、井本)

ところで、特に海外に住んでいらっしゃる方は、時々「日本のきゅうりが食べたい 」、「讃岐の本場のうどんが食べたい」、「酒のつまみにめざしが食べたい」など と非常に贅沢を言いたくなる事があると思います。ここ、香港にもきゅうりはある のですが、ローカルのきゅうりと日本のきゅうりの味は全然ちがい、日本のはドレ ッシングをかけて食べれば歯ごたえがさくさくして非常においしいのです。このき ゅうりは日系のデパート等に行けば置いてあるところもありますが、非常に値段が 高く量も少ないのです。これは一例で、生物ですから輸送に十分な検討が必要です が、漬物等に加工し、中間業者を通さず、農家から直送するなんていうサービスを 始めれば海外に住む和僑や日系人に受けるのでは無いでしょうか。この様に現地の デパートで高くても手に入るものはまだいいのですが、手に入らない物が非常に多 いのです。皆さんの地域ではいかがでしょうか。 輸送のコストもかかりますので、HPを作りカタログを作り、注文数がその地域で ある一定以上になれば人気商品という事でコストダウンした分だけ、価格を還元す るのはどうでしょう。そうすれば、結構駐在員の奥様達が共同である程度の数量を まとめ発注するとかの方法が出てくると思います。

それと、化粧品が日本では新製品がどんどんでており、欲しくても現地では手には いらないもの等がたくさんあります。ライセンスなどの問題もあり、この辺は詰め て行かなければならない課題ですが、そういうものの需要も沢山あります。私が日 本に行くといえばいろんな人から、「あれを買ってきてくれますか」とよく頼まれ物をします。あれが、欲しい、これが欲しいというものをまとめて、買い物代行な んて言うのもできるかも分かりません。もちろん、数がまとまれば、コンテナで一括して船積みするのです。こんなアイデアはどうですか。


地域の食材の掘り起こし(98.08.07、深村)  

井戸さんの「農家のおばちゃん」や、味噌や漬物作りの「名人」とうのは非常 に面白いと思います。そしてこれをどれだけ拾い出せるかがポイントだと思いま す。そしてこれは、2〜3人が必死になっても多分無理な話。和僑のメンバーに 日本の各地に在住する人が参加するようになるか、あるいはそういう人達の協力 を得る仕組みを考え出せるか、これができればすごく面白そうな気がします。そ して、東京の人間が金を出しても入手できないものをどうピックアップできる か。さらに、藤川さんのいうように、その海外版を作れるかどうか。まさに和僑 にふさわしいテーマがまた登場してきたという感じですね。


地域の食材の掘り起こし(98.08.05、井戸)

味噌や醤油等の調味料に対しては満足できるものが入手出来ると思っていたので驚き ました。私の知人に自称「農家のおばちゃん」という人がいます。専業農家なのです がラジオやテレビのパーソナリティをしたり、新聞にコメントを掲載したりしている マルチ人間です。この人が味噌や漬物作りの名人です。材料は自家製で吟味していますし、保存料等は使用していませんが昔ながらの手作りで充分に熟成させるために長 期保存が出来ます。検疫上の問題はさておき、こういう人の作ったものを流通させる というのも面白いと思います。 また、醤油に関しては北九州市で製造され、地元以外には余り販売されていない小規 模の醤油製造工場がありますがここの醤油は美味で、麺つゆを作るのが面倒くさいと き、お湯で薄めればそのまま麺つゆになります。こうゆう醤油であれば利用価値があ るのではないでしょうか? このような話題は深村さんのまわりにもたくさんあると 思いますし、諸外国にお住いの皆さんのまわりにもあるのではないでしょうか?


日本食の海外販売(98.08.05、藤川)

海外に日本食を販売する場合は、やはり専門業者と組まないと、成分 (Ingredients)の問題で通関不能の場合があります。農協旅行が華やかな20年以上 前の話ですが、トルコに七味唐辛子を持参したお爺さんが、空港で逮捕された事件が あります。七味唐辛子の中にある山椒の種が、トルコでは麻薬と認定されていたから です。そして十分な説明が出来なくておろおろしたのか、日本人のお爺さん特有の短 気さで怒鳴ったのかしたのでしょう。勿論、鰻の蒲焼きと山椒そのものを持ち込ん で、当然、収監された例もあります。現在は日本人の食習慣であるというのを先方が 理解していますから、黙認されるかせいぜい没収で済みますが、その様な馬鹿げた話が伝わっています。私自身が実際に目撃したのは、梅干しをビニール袋に大量に持参 した老人が居て、それが手荷物から出て来て、問いつめられて当然英語での説明が出 来ないので、遂に別室に連れて行かれました。この事件が起きたのは何と20年前の ロスアンジェルス空港です。現在は日系人が空港スタッフとして常駐しているので、 この様な事態は無いでしょう。でもこの様な事態が、世界各地で今後起きないという 保証は全くありません。素人だけの力と判断でやろうとしては、決していけない課題 なのです。また私共は、海外通販を専門で行っている会社とも組んでいます。


日本食品の調達(98.08.05、井浦)

日本食品は日本に行ったときに大量に買い、船便で送ります。 それよりも現地の食品を日本的に加工する技術が発達してきます。


海外在住者のニーズ(98.07.31、藤川)

海外情報センターで海外通販事業のテストマーケティングをした事があります。 その際に一番需要があったのは、日本語版Windows関係ソフトとゲームソフト でした。(次いで通信教育)この当たりのサービスは未だ完備されたとは言えま せんから、当然、今後の事業機会となります。

日本人学校が大きい地域(シンガポール、ジャカルタ、香港、ロンドン、ニューヨーク) からは、学校教材が手に入らないという声が再三あります。文部省の指導要綱で 指定された教材は、事前に用意が出来るのですが、そうではない教材が多々あ り、ご父兄は入手に苦労していらっしゃいます。


食材のニーズ(98.07.31、藤川)

日本食を現地で食べる場合、やはり最も必要なのは、出汁やたれの類だという事 までは突き止めました。野菜の類とキッコーマン醤油は現地にあってもどうも旨くは無い、というのは、例えば出汁を採る為の昆布や鰹節が現地には皆無か、あってもビ ニールパックの削り節だったりして、十分な出汁が採れない類の製品と化しています。ロスアンゼルスの日本食料理屋さんでは、日本から何とか味醂を入手してそのま までは気候の関係なのか旨くないので、一度煮沸してから使用しているとの事です。