[和僑]

更新日:
Wed, Nov 3, 1999

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[議論目次]

ベンチャー育成、人材活用

人材DB化と公衆IS構想(98.08.20藤川)
ファンドの国際調達(98.08.17藤川)
ベンチャー支援基金(98.08.17井浦)
人材の活用(98.08.16井戸)
人材の活用(98.08.11藤川)
人材の活用(98.08.11深村)
ベンチャー育成(98.08.11深村)
ベンチャー育成(98.08.10井浦)


人材DB化と公衆IS構想(98.08.20藤川)

先ずその地域の人材のデータベースが出来るのが最初だと思います。 インターネットの優位さは、地球の表面に点在している需要を掬い上げられる メディアであるということです。地域間距離を無視できますから、地球の果てと果て、例えば日本とそのもっとも離れた距離の南米との需要を相互に繋ぐ事 が可能なのです。

すると上記に頂いた事例では、日常的ではない出来事即ち、突然、スワヒリ語 の手紙を読まなければならなくなった人が、例えばJakesに相談メールを入れると、アフリカに駐在した経験があり定年退職をした元商社マンでスワヒリ語が堪能な人が旭川に済んでいるのがJakes Human Resources Bata Baseによって分かり、連絡をとることでその需要に応えられるという手順です。現時点で問題 なのは、それぞれの人がパソコンを持ち、インターネットとの接続を個人的にでも果たし、それぞれが不慣れなウェブの中をうろうろしなければならないということなのです。例えば、公衆インターネットサービスが完備されていて、スワヒリ 語の手紙を受け取った人がそこに駆込んで手紙をスキャナでJakesに送信して もらい、それをJakesが旭川の公衆ISに送信し、スワヒリ語使いの元商社マンが 自転車かなんかでそれを取りに立ち寄り場合によってはそこで手書きで日本語 にしたものを、公衆ISにてワープロ処理してJakes経由で返信すれば、需要に 応えられるのです。勿論、公衆ICは郵便局ですから、送信に関しては通信費を その場で頂くかクレジットカード決済をしてもらいます。翻訳をお手伝いした元 商社マンは当然アルバイト料を得なければなりません。

実現にはデータベースの作成とか、井戸さんが指摘していたスキルの検証 などクリアしなければならない課題が山積しています。しかしイメージとしては、 上記の如くになるのではないかと思います。

高齢者にしても、町内に公衆ISがあることで、上記の形でその能力を必要とされる様に出来る筈です。 今すぐ実現できる話ではありませんが。


ファンドの国際調達(98.08.17藤川)

日本で世界に通用する技術或いは商品を持っている企業を、世界に 向けて発信、紹介する為の専門HPを立ち上げようと考えております。 日本語と英語で準備されたHPで、注目すべき会社がHPに掲載され、 問い合わせに対しては詳細な経営資源内容が開示される仕組みです。

今まで、私が居た会社の如くファンドで一括投資という投網式の投資方法ではなく、あくまで事業創造を根本的な考え方として、経営資源の 相互融通を国境を超えて行おうという発想です。

これはいわゆる実験的な営業頁ですから、資金供給基をその都度募集 する形になります。それはそれで良いのでしょうが、そこで井浦さんが おっしゃるベンチャー支援基金連絡窓口がそれぞれの地域にあり、 資金或いは情報面でのサポートを行うということになると、資金背景が 出来ますから、恒常的な動きが出来るようになると思います。


ベンチャー支援基金(98.08.17井浦)

例のベンチャー支援基金、もうすこし研究してみましょう。私は、日本以外、英国・スイスなどにベースをつくるのが、よいと思います。事務所は日本でもかまわない。日本での制約を少なくするのが、ポイントと見ています。香港ー>日本、郵便と同一の発想です。


人材の活用(98.08.16井戸)

(人材派遣会社的なシステムを考えるとすると、) 問題はクライアントの要求するスキルと実際に派遣されるスタッフのスキルに食い違いがあるということです。私が勤務していた派遣会社は登録希望スタッフに対してスキルテストを実施し、コンピュータ登 録をしていました。クライアントから依頼があればコンピュータで複数人リストアッ プし、面接を実施して派遣スタッフを決定していましたが、それでもスキル能力不足 でクレームが発生することがあります。特に自己申告の場合はクレームの発生する可能性が多くなるのではないでしょうか? このウィークポイントをいかに克服するかという点が最大の課題になると思います。


人材の活用(98.08.11藤川)

組織への忠誠心から仕事への忠誠心或いはやりがいの獲得に価値観が移行して おります。現在、私が関与しているHP制作グループ(トカダHPも制作)やその他 DTP(Desk Top Publishment)の業務に関与して来ましたが、Soho(Small Office, Home Office)にて現実に仕事をこなしております。例えば、原稿をファクシミリで在 宅の主婦に送信し、それをワープロ原稿にしてもらう「打ち子さん」とは、これ迄一 度もお会いした事がない方とも仕事を続けています。尚、仕事内容が単純であると いう事から、単純にスキルと納期で判断出来るので、会った事が無いだけです。

リストラで職を失ったけれど何らかの形で仕事をしたいという方をデータベース化し ようという試みも仲間内で相談しています。先ずは失業者が憩いを求めて集まれる会 員制のサロンを作ろうという発想が1年以上前からあります。


人材の活用(98.08.11深村)  

これはニーズもあるし、地域の活力向上という点でも重要だと思います。例え ば、北海道あたりでも、色々な外国語を話せる人(主婦だけでなく)がいます。 帰国子女もいるし、青年協力隊のOB・OGなどもいて、その中にはインドネシ ア語やタガログ語、アフリカのスワヒリ語などという、金を出しても見つけるこ とが難しい言葉に堪能な人達もいます。しかし地域ではこれらに対するニーズが 絶対的に不足しています。ビジネスとして成り立つほどの規模ではないので、そ んな人達に関心を持つのは、収支と無縁の行政しかないというのが実態です。ところが少ないとはいえニーズが全くないというわ けでもなく、その時は、高い金を出して東京から呼んで来ている状況です。

いざ必要なと きにいったいどこにどんな人間がいるのかわからない。わかるようにしようと思 うほどビジネスとしての魅力はない。その結果、こういった言語、経験を持つ人 がそれを収入に結び付けようとしても、北海道では考えられない。東京へいく か、他の収入源を考える。あるいは、主婦であれば、これらの知識が生かされな いまま眠ってしまう。

 こんな状況は、高齢者の方などについても同様だと思います。地元の人材を活 用できる仕組み、地域内で需要と供給をマッチングできる仕組み、これをうまく 作り上げた地域がこれからの地域間競争を一歩リードしていくんだと思います。

 問題はその具体的仕組みということになりますが、確かにポイントはネットワ ークをどう使うかですね。私の出した例で考えれば、人材も市場も全国レベルで 考えて、世界の言葉を全てカバーします、というようなイメージになるのでしょ うか。面白いテーマと感じます。(98.08.11深村)


ベンチャー育成(98.08.11深村)  

まず、会社が必ずしも自分の未来を託すに足りる存在ではないという背景があ るんでしょうね。そうすると、亭主にとってもカミさん族にとっても、第二の収 入源をということになる。メインの収入源ではそれでなくても自分を殺している のだから、サブの方では、額はそう多くなくても自分らしさだとか、生きがいだ とかという要素が出て来るような気がします。


ベンチャー育成(98.08.10井浦)

不況の時期にビジネス・チャンスがあると見ています。 1、大学卒で自分の気に入った仕事に就いていない人、 高学歴の主婦で小さな子供がいるため外で働けない人、 50-60台で能力があるが、仕事を持っていない人、 このようなかたがたをネットで組織化できないかと考えます。 2、ベンチャー育成は、資金だけでなく、適切なひとを 投入することが大事と思います。上記の人を、 6か月くらい、無給で手伝ってもらうことも考えてよいと思います。